移リ木徒然

思ったことをかくやつ

悩んでいる時間があるのならば思いつくことをやり尽くした方が良い

恐怖の中に沈む時、人は動けなくなってしまうもの。
自分を信じられなくなって、自分を壊したくなって。
情報過多になり、情報に寄りかかり、誰かに擬態しようとして。
自分をすり減らして、自分を消して、自分を殺して、そうやって生きることこそがこの世に求められる何かなのだと。私という存在の本質的在り方なんだと見定めてしまう。

 

自己犠牲――

 

本当は誰も自己犠牲なんて望んでいない。
それを生み出すのは間違いなく自分を信じない自分の心だ。

何度も自分のことを化物だと思った。
上手くできなかったと絶望するたび、
他の人のようにどうして生きられないんだろう。
どうしてこの社会に溶け込めないんだろう。

そんな言葉を何度も何度も自分にかけて自分をどんどん犠牲にしていく。

 

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ネットの海に散らばる深く傷ついた怨嗟の情報にどんどんと溺れていく。

自らナイフの傍で跪き、私を罰してください、私を切り付けてくださいと懺悔する行為だ。

罰せられたいと望めば望む程。そうした情報に触れることを止められなくなっていく。

罰せられれば罰せられるほどに許されている気持ちになる
この世界に溶け込んでいる気持ちになる

私も人になれたのだと喜びに満ち溢れる

 

けれど、望んだ懺悔は繰り返せば繰り返すほどに

溢れ出す自分の絶望を痛みを激情を抑えられなくなってくる

当たり前に懺悔することに慣れ切ったその心は
どんな時でも懺悔を繰り返す

どうしてこんなにも頑張っているのにどうしてこうまでして罰せられ続けなければならないのかと、誰に嘆いて見せても、誰を罵ってみても、内から溢れる罰の声は止むことを知らない。

 

藻掻きながらひとり、自分の生きる道を探す。
自分という形を探す。
自分の感情を、自分の痛みを、自分の喜びを――
誰かと比較することなく、自分の心の奥底に在る純然たる自分に触れる時
人は愛を思い出す 

 

愛の反対にあるものは恐怖なのだと思う。
恐怖するから愛がある、愛があるから恐怖するのだ。